2012/04/28

EMF(医療者の集い)新年会に参加しました

し古い出来事を更新したいと思います。


今年1月21日に、都内のJECA聖蹟めぐみキリスト教会を会場に、EMFの新年会がありました。

みなさんご存知のように、EMFはEvangelical Medical Fellowshipのことで、福音主義医療関係者協議会のこと。

KGKに集う学生の中にもEMFに参加している、または医療系の学びの忙しさのためにKGKには集えないよという学生も参加しているEMFです。

医療者の抱く悩みは、時に、医療関係者以外には理解できないことがあると聞きます。

学生としてのサイクルも一般学生とは大きく異なる点もあります。

EMFはそんな医療系学問を選択するクリスチャンの学生にとって、単に同じ志というだけでなく、クリスチャンとしての共有を持つことができる友と出会う場だと言う声も耳にします。

また、学生フェローシップではないので、現場で働く先輩クリスチャンの医療者との交わりが宝であるとも聞きます。

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回のこの新年会は、南アジア、東南アジアでクリスチャン医療者としての働きに従事される先輩クリスチャンをスピーカーにお招きした会でした。

翌日の当教会での礼拝でも証してくださいました。
※本人の許可を得ています

人は東南アジアで小児科医として働かれるA師です。

東南アジアでクリスチャン医学生との聖書研究、女性の裁縫教室などをリードされ、イエスさまが人々を愛しておられることを証ししておられます。

ここでの詳細なレポートは控えます。


う一人は南アジアのとある農村地域で、イギリス人宣教師の建てたクリスチャンホスピタルで産婦人科医として1年間の働きを終えたDr. Sueです。

彼女は私の個人的な友人でもあり、2010年夏にマレーシアで開かれたOMF(国際福音宣教団)主催のアジアミッションカンファレンスでのルームメイトでした。

彼女が主に導かれて働きをしていた南アジア国の医療状況の実態を背景に、リアルな人々の生活を証してくださいました。

産婦人科医ですので、一医師の視点からも生々しく語ってくれました。

たとえば、破水してから道なき道を荷台に載せて病院にやってくるときには、母子ともに荷台の上で死体となっていることもめずらしくない、ということとか。

他にも、医療者が聞いてもショッキングなエピソードや実態を分かち合っていました。

医学的なことは私にはさっぱりですが、Dr. Sueはそんな女性たちを愛し続け、日本では決してないほどの状態や数のお産の働きをされたそうです。


Dr. Sueのいた国は国民の半割以上がイスラム教徒です。

Dr. Sueは、村に滞在する機会を通して、家族の絆がとても強いということを語っています。

そして、宗教はその絆を強める役割をする。

それは、他の宗教に変わるということがどれほど大きなことか、ということです。

アジア・アフリカでは、特に農村地域で、宗教が変わるということが時に家族をも失うことになりえます。


るエピソードがあります。

お産後に出血がとまらず命の危険で、輸血が必要になった妊産婦がいました。

現地では輸血用の血液を準備しておくということはなく、必要になったときに周囲の人と協力して血液を集め、対処します。

患者さんの血液はB型。

朝まで仕事しなければならないDr. Sueでしたが、ふいに「私もB型です」と言ってしまいました。

輸血をして翌朝、Dr. Sueは真っ先に血液をあげた患者さんのところへ様子を見に行きました。

それは、自分の血液をあげた人を自然と大切に思う感情が生まれたからでした。

その時Dr. Sueは思いました。

イエスさまは、私たちのために最後の血の一滴までくださったのなら、私たちを大切じゃないはずがない。



Dr. Sueはいろんなことを証してくださいましたが、彼女が本当に伝えたいことは一つでした。

それは、イエスさまがともに歩んでくださる、ということ。

インマヌエルと呼ばれる主がともにおられるという事実が、ますます深く根を下ろしたことがこの一年間の働きの収穫だった、と語っていました。



回のEMF新年会ではオフレコの分かち合いが多かったこともあり、ここで公開できることも限られますが、試験期間で参加できなかった医療系学生たちもいるのでは、と思い、更新しました。

私は医療とはほぼ無関係ですが、医療者の目線から見た主の働きを聞くことができてとても恵みでした。




by Yukiko



2 件のコメント:

  1. なかなか聞けない貴重なエピソードを共有してくださり、ありがとうございます!!
    イエス様が私たちを大切に思われる理由、医療者的な視点から、生々しいほどによく伝わってきました。
    私も医療と関係のない分野に進んでいますが、世界の医療の問題にも関心を持っていたいと思います。
    Megumi (Tsukuba Univ.)

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  2. >めぐちゃん

    いつもコメントありがとう。お返事が遅くなりました。
    新たな視点ですごく考えさせられることがたくさんで、参加する機会があったことはとても感謝でした。
    私たちの分野でも、同じフィールドの働きをしている先輩クリスチャンと証をしあう機会があったらいいのにね~(笑)

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